日本で普通に働いていると、海外旅行なんて縁がないと感じる人も多いかと思います。しかし週末海外という言葉があるように、週末の3連休だけでも海外に行くことは可能。想像しているよりも短い休みで海外旅行は楽しめます。

週末海外とは読んで字のごとく「週末の短い休みだけで海外旅行をすること」ですが、海外旅行が趣味の人にとっては普通の話。実際、筆者は働きながら毎年4回ほど海外旅行に行っていましたし、航空券の予約や旅行の準備も慣れれば簡単です。

 

困りネコ
  • 休みは取れないけど海外に行きたい。
  • 弾丸旅行でもしっかり観光したい。
  • どんな候補地があるのかが知りたい。

 

と感じている方に向けて、世界50ヵ国を旅して英語がペラペラ(TOEIC955点)になった筆者が、週末の3連休(土日祝)で行ける国(都市)を10ヵ所ご紹介します。筆者は紹介する国(都市)全てを訪問しておりますので参考にしてください。

この記事を読むと、海外旅行がグッと身近に感じられるようになります。さっそく旅行の計画を立てちゃいましょう!

 

台湾(台北)

高雄(タカオ)にも直行便は就航は出ていますが、首都である台北の方が観光地が多く、コンパクトにまとまっているので短期旅行向きです。日本から台北へは直行便が多数就航しており、片道2.5~4時間のフライトで到着します。

到着と出国の時間を上手く調整すれば土日の2連休でも旅行が可能。治安が良く日本から近い場所なので、初めて海外旅行に行く人が選ぶ傾向にありますね。

 

3連休で行ける観光地①「夜市(ヨイチ)」

夜市(上の写真)は夜になると開く市場であり、台湾のB級グルメや雑貨の屋台が立並ぶ通りのこと。見ているだけでも楽しめる場所ですが、せっかくなら色々食べてみたいですよね。

夜市は1ヵ所ではなく台北の至る所で開かれるので、時間がない短期旅行でも確実に足を運ぶことができますよ。但し、スリや置引きには注意してくださいね。

 

3連休で行ける観光地②「西門町(セイモンチョウ)」

台湾の観光地には歴史ある寺院が多いのですが、台北市内には若者が好みそうな繁華街もあります。

例えば、台湾の原宿とも呼ばれる西門町(上の写真)は夕方くらいから盛り上がってくる場所であり、時間と共にストリートパフォーマーも増えてきます。ネオンと雑踏が好きな方にぴったりな観光地ですね。

 

韓国(ソウル)

3連休で韓国に行くのであれば、首都であるソウルがおすすめです。日本から最も近い国である韓国へは直行便が多数就航しており、片道2~3時間のフライトで到着します。

到着と出国の時間を上手く調整すれば土日の2連休でも旅行が可能。時間的にも金銭的にも最も手軽に行ける国であり、好きな人は毎月訪問する場所です。

 

3連休で行ける観光地①「明洞(ミョンドン)」

明洞(上の写真)はソウルで最も栄えている繁華街であり、ショッピングや食べ歩きにぴったりの場所。初めての韓国旅行なら確実に訪れたい観光地です。

更に韓流グッズを取り扱う店舗が1番多いエリアでもあるので、掘出し物を探しに足を運ぶ人も多いですね。市内にあるアクセスの良い繁華街なので、短い旅程にも組み込みやすい場所ですよ。

 

3連休で行ける観光地②「南大門市場(ナンデムンシジャン)」

南大門市場(上の写真)は、ソウルで最も古いローカル向けの市場であり、韓国特産の食料品や生活用品など様々なものが安く販売されているエリア。

お土産を取り扱う雑貨屋やB級グルメ屋台も多いので、観光客でも十分に楽しめる場所です。先に紹介した明洞から徒歩で15分程度ですので、まとめて観光してください。

 

中国特別行政区(香港)

3連休で中国に行くのであれば特別行政区である香港か、次にご紹介する澳門(マカオ)がおすすめです。日本から香港へは直行便が多数就航しており、片道4~5.5時間のフライトで到着します。

香港は見所がコンパクトに集中しているので、3連休で全ての要所を巡ることが可能。いくつかの観光地を切り捨てれば、お隣の澳門(マカオ)まで行くこともできますよ。

 

3連休で行ける観光地①「ビクトリアピーク」

標高552mの山の頂上付近にある展望台からは、世界三大夜景にも数えられている夜景(通称:100万ドルの夜景)を一望することが可能です。

有名な夜景スポットは香港内に数ヵ所存在しますが、最も有名なのがビクトリアピーク(上の写真)です。展望台まではトラムが走っているので、登山することなく観光できますよ。

 

3連休で行ける観光地②「ナイトマーケット」

香港の観光地には巨大なビル群や夜景が多いのですが、ネイザンロードと呼ばれる目抜き通り周辺の商店街やナイトマーケットも見所の1つです。

例えば男人街(上の写真)は、規模は小さいものの香港らしい怪しさを醸し出す通り。雑貨屋巡りは勿論のことB級グルメを楽しむこともできますよ。他のマーケットとまとめてタクシーで訪れると効率的ですね。

 

中国特別行政区(マカオ)

3連休で中国に行くのであれば、特別行政区である澳門(マカオ)か先にご紹介した香港がおすすめです。

日本から澳門(マカオ)までは直行便(片道4~5.5時間)が就航していますが、便数がご紹介中の他の国ほど多くないので、香港を経由するとスケジュールが組み易くなります。観光地自体はコンパクトにまとまっているので、3連休で全て見て回ることが可能です。

 

3連休で行ける観光地①「聖フランシスコ・ザビエル教会」

元ポルトガル領であるマカオには、ヨーロッパを連想させるポップで可愛い建造物が多い。そしてマカオに点在する22の歴史的建造物と8つの広場は、マカオ歴史市街地区としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。

聖フランシスコ・ザビエル教会(上の写真)もその1つ。このカトリック教会には、日本にキリスト教を広めた宣教師(フランシスコ・ザビエル)の腕の遺骨が納められていました。歴史の教科書でお馴染みの方ですよね。

 

3連休で行ける観光地②「聖ポール天主堂跡」

聖ポール天主堂の跡地(上の写真)は、恐らくマカオ内で最も有名な観光地であり写真スポットです。

この観光地は、16世紀末頃に聖パウロに捧げる目的で建造された教会(聖ポール天主堂)が火災で焼け落ちた跡地。当時はアジア最大の教会として名を馳せましたが、現在では66段の長い階段と正面のファサードだけが壁のように残されています。

 

マレーシア(クアラルンプール)

日本からクアラルンプールへは直行便が就航しており、片道6~7.5時間のフライトで到着します。

やや遠いように感じるかもしれませんが、夜行便を利用すれば夜日本発・朝現地着のスケジュールを組むことが可能であり、市内のメジャーな観光地は3連休で周り切れます。治安が良く英語の通用度が高いので、英会話の勉強にも向いている都市ですよ。

 

3連休で行ける観光地①「ペトロナスツインタワー」

クアラルンプールと言えばペトロナスツインタワー(上の写真)と言われるくらい有名な建造物。高さ452メートルの88階建にも達するこの巨大な建物は、ツインタワーとしては世界一の高さを誇っています。

タワー内部には展望台があり、地上370mの高さから街の景色を眺めることが可能。また地上階はショッピングモールになっているので、買い物を楽しむこともできますよ。

 

3連休で行ける観光地②「マスジット ジャメ」

マスジット ジャメ(上の写真)は、ピンクと白の縞模様が特徴の横に長いモスクであり、1909年に完成したクアラルンプール最古のモスクです。

クアラルンプール市内のアクセスの良い場所にあるため、短期の旅行でも旅程に組み込むことが可能。無宗教者でも気軽に立ち寄れる入場無料の観光地です。但し、礼拝の時間は観光できないので注意してくださいね。

 

シンガポール

日本からシンガポールへは直行便が就航しており、片道6.5~7.5時間のフライトで到着します。

やや遠いように感じるかもしれませんが、夜行便を利用すれば夜日本発・朝現地着のスケジュールを組むことが可能であり、3連休でも観光を満喫することができます。治安が良く英語の通用度が高いので、英会話の勉強にも向いている国ですよ。

 

3連休で行ける観光地①「スーパーツリーグローブ」

スーパーツリーグローブ(上の写真)は、次にご紹介するマリーナベイサンズの真裏にある非常に巨大な建造物。植物をイメージして作られており、一言で表現すると人口の光る木です。

高さ50mにも及ぶツリーの間には橋(遊歩道)が架かっており、夜間はイルミネーションを楽しみながら空中散歩を楽しむことが可能。橋は固定されており殆ど揺れないので、子供でも安心して楽しめますよ。

 

3連休で行ける観光地②「マリーナベイサンズ」

マリーナベイサンズ(上の写真)は5つ星ホテルであり、世界的に有名な総合リゾート施設。内部にはレストランやバーは勿論のこと、高級ショッピングモールまで備わっています。

また、屋上には巨大なプールと展望デッキも併設されており、シンガポールの街並みを一望することが可能。高所から眺めるマリーナ湾の展望は素晴らしく、視界を遮るものが何もありません。

 

マリアナ諸島(グアム)

日本からグアムへは直行便が就航しており、片道3.5~4時間のフライトで到着します。

グアムは温暖で海が綺麗なリゾート地なので、色々なマリンスポーツにチャレンジしたりビーチでのんびり過ごすことができますよ。観光自体は3連休でも十分に可能ですが、リゾート気分を満喫するにはもう1日欲しいところですね。

 

3連休で行ける観光地①「アプガン砦」

アプガン砦(上の写真)は、スペイン統治時代の名残で設置された大砲のレプリカが目印の展望スポット。グアムのダウンタウンや次にご紹介するイパオビーチを一望できますよ。

展望台から見る夕日や夜景は素晴らしく、短期の旅行でも「来てよかった」と感じられることでしょう。但し夜間に訪れる場合は、夜道を避けてタクシーに乗ってくださいね。

 

3連休で行ける観光地②「イパオビーチ」

イパオビーチ(上の写真)は、海の透明度と魚の多さが強みのシュノーケリング&ダイビングスポット。サンゴ礁が生い茂る水中の世界には、数多くのカラフルな熱帯魚が泳いでいます。

ライフガードが常駐しているので、子供でも安心して遊ぶことができますよ。空港から近く、ビーチ沿いにホテルがあるのでアクセスは良好です。

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フィリピン(セブ島)

治安が懸念材料のフィリピンですが、セブ島は日本人旅行者も多く比較的安全な場所。日本からセブ島へは直行便が就航しており、片道4.5~5.5時間のフライトで到着します。

セブ島には観光地が点在しているのですが、市内と周辺の小島であれば3連休でも観光はできます。しかし、ボホール島やオスロブまで足を運ぶのであれば4連休が欲しいですね。

 

3連休で行ける観光地①「セブ道教寺院」

セブ道教寺院(上の写真)は、中国人コミュニティーによって建設された道教の寺院であり展望スポットです。

最上部からはセブの街並みや、遠くのマクタン島まで一望することが可能です。セブシティ内には展望スポットがいくつかありますが、セブ道教寺院はアクセスが容易で短期旅行者向きですよ。

 

3連休で行ける観光地②「ナルスアン島」

ナルスアン島(上の写真)はセブシティ周辺に点在する小島の1つであり、短期の旅行でも簡単に訪問できる場所です。

島の南側は海洋保護区に指定されており、鮮やかなサンゴと熱帯魚を横目にシュノーケリングを楽しむことが可能。透き通るような青い海と白い砂浜は、日々の喧騒を忘れさせてくれるでしょう。

 

タイ(バンコク)

日本からバンコクへは直行便が就航しており、片道6~7.5時間のフライトで到着します。やや遠いように感じるかもしれませんが、夜行便を利用すれば夜日本発・朝現地着のスケジュールを組むことが可能。

バンコクには観光地が多いので、いくつかのメジャーな観光地を諦める必要がありますが、3連休でも十分に楽しむことができます。刺激的な街なので、何度行っても楽しめますよ。

 

3連休で行ける観光地①「バンコク三大寺院」

バンコクにはワット・プラケオ(上の写真)を含む3つの有名な寺院が川沿いに集中しており、バンコク三大寺院と呼ばれています。

どの寺院もタイらしい派手な装飾が施されており、中にはエメラルドの仏像や巨大な涅槃仏(ねはんぶつ)が鎮座しています。短時間でまとめて観光することができるので、是非足を運んでみてください。

 

3連休で行ける観光地②「カオサンロード」

カオサンロード(上の写真)は、バックパッカーの聖地と呼ばれる300mほどの歩行者専用道路です。

通りにはバーやレストランは勿論のこと、格安マッサージ店や昆虫料理の屋台などがひしめき合っており、通りの裏には安宿がびっしり軒を連ねています。毎晩お祭り騒ぎになるので、パーティー好きにはたまらない場所かと思います。

 

ベトナム(ハノイ)

日本からハノイへは直行便が就航しており、片道5~6.5時間のフライトで到着します。やや遠いように感じるかもしれませんが、夜行便を利用すれば夜日本発・朝現地着のスケジュールを組むことが可能です。

市内の観光地はそれほど多くないので、短期の滞在でも満足できると思いますよ。少し工夫すれば郊外の観光地まで足を伸ばすことも可能です。

 

3連休で行ける観光地①「ハノイ36通り」

上の写真はハノイ36通りの一部、ベトナム政府が管理・管轄する指定遺産内の旧市街です。

このエリアには古いお店が立並んでおり、街歩きでもショッピングでも楽しい観光地。ベトナムの伝統芸能である水上人形劇を鑑賞したり、ナイトマーケットで食べ歩きをすることも可能ですよ。

 

3連休で行ける観光地②「ハロン湾」

ハロン湾(上の写真)は、深い緑の海に無数の奇岩が連なる景勝地であり世界自然遺産。一部の奇岩は鍾乳洞になっており、ライトアップされた洞窟の内部を散策することもできます。

ハノイからはやや距離がありますが、日帰りでの観光が可能なので短い旅程にも組み込めますよ。ハノイ発のクルージングツアーに参加して楽しんでください。

 

まとめ

今回は3連休でも行ける10の国(都市)とそこにある20の観光地をご紹介しましたが、如何でしたでしょうか?短い休みでも行ける国は結構多いですよね。

週末海外は手軽さがメリットなので、無理して全ての観光地を巡るのではなく、行ってみたいと感じた場所に時間を使うと良いですよ。気になる国や観光地だけ味見していくイメージですね。何度でも簡単に行けると考えれば、初海外でも焦らずにゆったり観光できるかと思います。

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